最初のお写真は、ヤフーさん主催の東日本大震災応援プロジェクトに出品するサイン入りスケート靴を手にする結弦クンです。
とんでもない値段が付くことが予想されますが、復興支援の為に出来るだけお値段が上がりますよーに。
結弦クンの靴の入札は3月11日開始とのこと。詳細は下記からごらんになれます。
リユース!ジャパン プロジェクト オークションは応援になる(ウェブベルマーク協会)
彼が、ここ数日内容はほとんど被りますが、2つの番組にVTR出演しました。
「教科書で学べない災害」と「everyの特集」
当時避難していた学校に足を踏み入れたら
(その頃の記憶がよみがえったのでしょうか)
その中で特に印象に残った言葉が、everyで放送された
「僕が生まれてきて、僕の記憶の中では、僕の経験の中ではこれが一番苦しいものだった」
避難所での生活のことだけでなく、激しい揺れの中スケート靴のまま逃げた時の恐怖。
将来を期待されていたため、他の方より早く避難所を出てスケートの練習を再開できたけれど、そのために生まれた「まだ被災地に居る方に申し訳ない気持ち」
すべて含めて、「一番苦しい記憶」なのかな・・・
避難所での生活も、相当厳しかったと思います。
衛生的とは言えない環境でも、私のように腎臓が悪いとガマンは禁物。
多くの方がトイレの回数を減らそうとして体調を崩されたのではないでしょうか。
ワカメごはんのお話も印象深すぎです。
(「懐かしい味。」今食べても美味しいと感じたそうです。)
「ほんとちょっとずつ。あまりにもおいしくて」
(配られるおにぎりが2人に1個になっても、ご両親、お姉さんは結弦クンにおにぎりを1つくれたそうです。
色んな辛さ、5年経ってようやく話せるようになった部分もあるのかもしれません。
ソチでの会見の時に、金メダルを獲ったにも拘らず出た言葉が「無力感」
そんなことないっ!って皆が思ったはず。
彼の金メダルは確かに被災地の希望になった。
ひとの心に希望や光を与えることはとても大きな意味がある。
結弦クンが、1月に自分が避難していた学校を訪れる番組、津波の映像がないものをyuzupinoさんよりお借りいたしました。アップ、ありがとうございます。
2016 0307 “被災地訪問”続けるワケ21歳の”覚悟”
被災した方への思いを語る結弦クンは本当に穏やかで優しくて。
「直接被災地に足を運んだりとか、被災した方々の声を聞けたりだとかそこで絶対言われることはどんな方であっても「力になったよ」という言葉と「前を向けるよ」という言葉と
自分のためにスケートして、それを見て皆さんが何かを思ってくれるとか元気になってくれるとかこれほど幸せなものってないなと思います。
毎日の練習を大切にして、その練習のために毎日の生活を大事にして一つ一つやっていったら、僕はそれが結果として被災地のまたは被災した方々のためになれると思っているので、また心を入れ替えて一生懸命頑張らなきゃなと思ってます。
競技前の近寄るなオーラ全開の時や、良い演技が出来なくて悔しくてメラメラしている時とは別人だった。
「僕たちは生きている人間だからこそ、命を全うして亡くなった方々、またはもっとつらい思いをしている方々に対して胸を張って生きられるような生き方をしなきゃいけないと強く思っています」
この言葉もとても心に響きましたが、自分は未だその境地に至っておりません。
それでも、津波で突然命を奪われた方々に対して恥ずかしくないように与えられた命を全うしなければと考えるようになってきました。
(3月11日は星が綺麗だったそうですね。またみんな一緒に住めるのかな?等と考えながら見ていたのでしょうか)
今年は東日本大震災から5年という節目を迎えるということで、NHKニュースなどでも連日被災地の状況を知らせる枠が設けられたりして、「風化させない」
「現状をしってもらう」動きが強いように感じます。
大勢の方々が東北の復興に力を尽くされていると思いますが、彼がずっとずっと震災を忘れないでと訴え続けてきたことも大きいと私は思っています。
(風化させないために、津波で壊れた家をそのままにしている男性とお話しする結弦クン)
風化させてはいけないし、支援し続けなければいけない。
ボランティアに行ける身体ではないし。
復興デパートで買い物するとか微々たる金額でも寄付する等、できることを細く長く続ければいいかな、と。
「でも止めてるんですもんね。あれは風化させないために・・・」
結弦クンのファンでなければここまで真剣に考えなかったと思うので、彼の発信力は大きい。
彼自身もきっと「無力」とはもう思ってないんじゃないかな。
自分に出来ることが多いことにきっと気づいているはず。
地震発生の3月11日14時46分。結弦クンは日本時間に合わせてカナダから黙とうするのでしょう。
最後までお付き合い頂いてありがとうございました。