「天と地のレクイエム」は曲だけでなく衣装も話題にもなっていたのですが、ようやく写真が公開されました。
ブログの更新を休もうなんて思っていましたが、私自身がと~っても気になっていたのでご紹介させて頂きます。
あんなに真面目にプログラムの文章を書いていて、衣装が公開されて喜ぶのもどうかと思う自分がいます。
男性スケーターでここまで衣装が話題になる方は今までいらっしゃらなかったと思います。
本当に、正統派の美しさ。
(お写真は全て能登直さんの撮影されたものをお借りしました)
最近は随分と大人の男性らしくなったなと思っていたのですが、この衣装だと以前よく言われていた、中性的な魅力がまた甦ってきます。
上のお写真は、ポージングまでが美しくてそれだけで芸術作品に見えてしまいます。
デザインは昨シーズンのオペラ座の怪人と同じ方のようにお見受けしますが、不明。
白みがかった淡い緑といいましょうか、彼には珍しい色ですが定番のブルーも使われていて違和感なく着こなしていると思います。
今は正面よりも後姿のラインの美しさに眼がいってしまいます。もっとよく正面から見たいです。
羽生選手の衣装へのこだわりを感じたのが昨シーズンに衣装制作現場を公開した際、縫製の方に「袖の幅をもう少し細く」とリクエストされていた時です。
「袖があまり垂れてしまうとジャンプが跳べない。空気抵抗とか考えていかないと・・・」
「空気抵抗」!そこまで考えて衣装は作られているのかと。目から鱗でした。
余談ですが、国別の団体演技で扇を使った時も練習中「空気抵抗があって難しい」
と1人だけ言っていたので、羽生選手といえば「空気抵抗」が脳内に定着しているファンは多いことでしょう。
本当に衣装が公開されて喜んでいる自分を軽いなぁと思いつつ、衣装も滑りも彼の思いも含めて神戸の公演を観てまいります。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。